よくあるご質問|OMX
沸き増ししたのに目盛りが増えていない(減っている)のはなぜですか
タンクに多くのお湯が残っていると、翌日沸き上げたときに1日たって冷めたお湯がタンク下部に達し、ヒートポンプに流入します。通常ヒートポンプには水が入るため、ぬるいお湯を高温検知してヒートポンプが停止し、途中で沸き上げが止まることがあります。
また、沸き増ししたお湯を使いきれずにタンクに残り、冷めたお湯が目盛りに表示されていない場合もあります。
(関連QA:朝、給湯リモコンの残湯表示の目盛りがひとつしか表示されていませんが、湯切れの心配はありませんか)
通常は使用量に応じて自動で沸き上げますので、朝の目盛りが少なくても「沸き増し」を押さずに、通常より多めに使用することが予測される場合には「沸き増し」ボタンを押して沸き上げする、といったご使用方法をお勧めします。
寒い(暖まらない)のですが、どのような設定にすればいいですか
OMXでは通常「おまかせ」運転をお勧めしておりますが、厳冬期など、「おまかせ」運転では寒いと感じる場合は、「暖房」運転に切り替え、風量は「自動」に設定してください。「おまかせ」運転ではB系統(床下)からのみ暖房空気が出ますが、「暖房」運転ではA・C系統からも暖房空気が吹き出す運転が可能です。
【その他の設定方法】
1.必要のない系統を弱運転にする(または停止にする)
早く室温を上げたいときは、直接室内に暖房空気が吹き出すA・C系統の風量を増やすことをお勧めします。その際はB系統の風量を「弱」にしてください(A:自動/B:弱/C:自動)。
また、必要な場所(リビングなど)の系統とB系統(床下)のみの運転にすることで、必要な場所の風量を増やすことも可能です。
2.設定温度は高くても22~23℃に
以下※霜取り運転についてをご参照ください。
3.吹出口の向き
調整が可能であれば、暖房時はできる限り下向きにすることで暖気が足元まで届きやすくなります。
4.「追いだき」ではなく「高温たし湯」を使う
OMXは沸き上げ中に暖房運転が停止するため、効率よくお風呂の温度を上げる「高温たし湯」を使うことで沸き上げ時間を短くできます。
「暖房」運転に切り替えても寒い場合は、補助の暖房器具を併用してください。
(外気温が低い時は、霜取り運転※を行ない一時的に暖房運転を停止する時間があります。)
※霜取り運転について
OMXは、暖房運転時は室外ユニットが外気から吸熱し、室内に熱を運ぶヒートポンプ方式です。
熱交換器の表面に霜がつくと吸熱の効率が悪くなってしまうため、一時的に暖房運転を停止し、室外ユニットに付着した霜を溶かす運転(霜取り運転)を約5~12分間行います。この間、換気の空気の流れを冷たいと感じることがあります。
霜取り運転を頻繁に行わないようにするには、室温設定を22℃前後にすることをお勧めします。設定を高め(25℃以上)にすると、室外ユニットがフル運転し霜の成長を促進します。
また、室外ユニット周囲の除雪や、室外ユニットに雪がかからないように屋根を設けることも、霜取り運転の回数を減らすことにつながります。
【設定以外の対応方法】
設計時に冷暖房対象外としていたお部屋は閉めてお使いいただけると、対象室の暖房が効きます。冬季の低温時は、いつもより多く着衣するのも効果的です。
(多雪地域の場合)室外ユニット周囲の除雪や、室外ユニットに雪がかからないように屋根を設けることも、霜取り運転の回数を減らすことにつながります。
除雪については、メインリモコン取扱説明書P.33(PDF)をご覧ください。
上記をお試しのうえ、なお寒い場合には、施工工務店またはOMソーラーまでお問合せください。
お風呂がぬるくなったときは「追いだき」と「高温たし湯」どちらがいいですか、
また「たし湯」との違いはなんですか
浴室リモコンには「追いだき」「高温たし湯」「たし湯」3つのボタンがあります。機能は以下の通りです。
「追いだき」お風呂の湯量を変えずに、タンク内の熱交換でお湯の温度を上げる。
「高温たし湯」タンク内の熱湯(60℃)をお風呂に足す。お湯の量は少し増えて湯温が上がる。
「たし湯」リモコンの設定温度のお湯をお風呂に足す。湯量は増える。
「高温たし湯」は、タンク内の熱湯を直接お風呂に入れるため、タンク内のお湯を熱交換器を使って温める「追いだき」より省エネでお勧めです。
ただしお湯の量を増やしたくない場合は、「追いだき」をご利用ください。
朝、給湯リモコンの残湯表示の目盛りがひとつしか表示されていませんが、湯切れの心配はありませんか
エコキュートの一般的な運転では、夜間に全量沸き上げを行いますが、OMXでは午前中(0:00~11:59)と午後(12:00~23:59)のそれぞれの時間帯で使用する湯量を沸き上げることから、
朝の時点で残湯量表示の目盛りがひとつしか点灯していない場合もありますが、目盛りひとつで45℃以上のお湯が50ℓから100ℓ使用可能です。
それ以上のお湯を必要とする場合は、台所リモコンの「沸き増し」を押すことでタンク内のお湯を1時間に約72ℓ沸き上げることが可能です。
また、リモコンの残湯量の目盛りは、42℃以上の湯量のめやす(厳密にいうと湯量ではなく熱量で換算)を検知し表示されます。前日のお湯が残っていると、42℃未満のお湯となり、目盛としては表示されない状態になる場合があります。
OMXは、お客様のお湯の使用状況を学習しながら最適な沸き上げ湯量を設定する機能がありますので、使い始めは様子を見ていただきながら、頻繁に湯切れするようなら、沸き上げ設定の湯量レベルを「おまかせ」の「たっぷり」に変更してください。(出荷時は沸き上げ設定「おまかせ」の「省エネ」に設定されています)
リモコンにU8・U9エラーが表示されるのですが、どう対処すればいいですか
U8エラーとU9エラーでは対処方法が異なります。下記ご参考ください。
【U8の場合】
OMXとルーター間のネットワーク通信異常です。お手入れ方法「室内ユニット 3.エコナビOM・エコナビゲートウェイ」をご覧いただき、接続状況をご確認ください。
接触不良があった場合は修正し、OMX室内ユニットのブレーカーを一度切り、2分以上経過後に再度「入」にしてください。
【U9の場合】
OMX室内ユニットのブレーカーを一度切り、2分以上経過後に再度「入」にしてください。
その後、エコナビゲートウェイの電源も一度抜いて、コンセントに挿し直してください。
上記対処方法をお試しいただいてもエラー表示が消えない場合は、施工工務店までご連絡ください。
U8・U9いずれのエラーも、空調運転は通常通り使用できます。
空調が不要なときは電源を切ってもいいですか
OMXは1年を通して電源を切らずにお使いください。
春や秋など冷暖房を必要としない季節は「電気代がもったいない」と思われるかもしれませんが、室温が快適な温度に保たれるように、太陽熱や夜間放射冷却などを利用して、ヒートポンプは稼動しない時間帯もあり、その間の電気代はわずかです。
朝晩の冷え込みや日中の急な温度上昇などによって1日のうちに冷暖房が必要になる場合もあります。
また電源を切ると換気運転ができないため、24時間快適にお過ごしいただくためにも電源は切らないようにしてください。
エコナビOMリモコン用「OMX CON+」にログインできません
エコナビOMサイトの方にはログインできるのに、「OMX CON+」にはログインできない場合は、
お手入れ方法の「室内ユニット 3.エコナビOM・エコナビゲートウェイ」をご覧いただき、接続状況をご確認ください。
室内のメインリモコンに「U8」「U9」エラーが表示されている場合は、こちらをご覧ください。
電気料金はどのようなプラン(契約)がいいですか
昼間は発電した電気を空調や給湯に利用できますので、夜間の冷暖房等の電力使用を考えて、夜間の単価が安い時間帯別のプランがお勧めです。
筒形フィルターはお湯で洗ってもいいですか
高温のお湯は筒形フィルターのへたれの原因になる可能性があるため、水洗いする場合は水またはぬるま湯(30℃以下)で手洗いしてください。
お手入れ方法はこちらをご覧ください。
B系統しか運転していない(表示されない)のはなぜですか
系統運転スイッチがB系統のみ点灯している場合は、B系統のみ運転しています。
他の系統も点灯している場合は、リモコンのフタを開けるとB系統から表示するため、そのように思われることがありますが、表示切替していただくと他の系統の運転状況がわかります。
系統表示切替の操作方法はこちら
筒形フィルターはどれくらい使用できますか
通常のお手入れでは筒形フィルターの交換は必要ありませんが、お手入れの際、高温のお湯で洗濯したり、脱水時間が長すぎたりすると、へたってしまうことがあります。筒の形状を保てない状態になっている場合は、空気の吸込みに影響しますので交換をおすすめします。
また、強い力での引っ張りや、かぎ裂きが生じてフィルターが破損した場合、そのままご使用になると機器に埃が入り故障の原因になりますので、交換をお願いします。