vol.5 ハンドリング交換から生まれた2つの変化
index
・OMメンテナンスを相談できる工務店との出会い
・修理ではなく機器交換
・お湯採り温度が高くなって夏の夜が涼しい
・冬の床暖房の効きもUP
・快適さと安心、という2つの変化
静岡県周智郡森町でOMソーラーの家に暮らすSさんは、昨年(2017年)の夏、ハンドリングを交換しました。きっかけは落雷による機器の故障。
落雷があってしばらくして、お湯採りができていないと気づいたSさん。はじめは取り入れた太陽熱の行き先を制御する部材「ダンパーモーター」の故障かと思いました。というのも、その数年前、使い続けて10年以上経つダンパーモーターがそろそろ寿命を迎える時期に、複数箇所全ての交換を勧められたにもかかわらず、2箇所のみ交換し、比較的状態が良かった残りは使い続けた経緯があったからです。
その後冷静にこの数日の出来事を思い返すうちに、落雷があったことを思い出し、OMソーラーに電話をかけました。
さかのぼること約18年、Sさんご夫妻がOMソーラーの家を建てたのは2001年のこと。家を検討する際、ログハウスなども検討されるほど「木の家に住みたい」と強く想われていたそうです。自分たちの理想を実現する家づくりを検討するうちに、OMソーラーの家に出会い、地元の工務店が建てる無垢の木を使った設計の自由度がある家づくり、冬に床が底冷えしないしくみなどに魅力を感じてOMソーラーの家を建てることに決めました。
その後、建築を担った会員工務店が倒産。住宅のメンテナンスは、その社員のひとりが後に在籍する工務店に依頼していましたが、今回の故障は対応できませんでした。
そのため、OMソーラーに直接相談をすることにしたのです。
OMメンテナンスを相談できる工務店との出会い
OMソーラーの会員工務店は、OMソーラーの家の住まい手さんが、気軽に相談する工務店がいなくなってしまうという状況を避けるため、家づくりをした工務店が倒産した場合、OMソーラーの紹介により、引き継いでメンテナンスをする相互扶助の関係を構築しています。Sさんの場合は、OMソーラーの本拠地である静岡県浜松市の隣町に位置し、OMソーラーの直営工務店に引き継がれることになりました。
修理ではなく機器交換
OMソーラーの調査により、制御の指令を出すドライブユニットと室内にあるコントロールユニットの2箇所が落雷によって故障したことが判明。とはいうものの、Sさんの場合、修理の保証期間をすぎた機種を使われており、ハンドリングボックスとコントロールユニットを交換することになりました。
幸いSさんが加入していた保険が適用され、15年以上休まず働き続けたOMソーラーシステムの心臓部が一新されたのです。
お湯採り温度が高くなって夏の夜が涼しい
交換した直後からOMソーラーの効果に変化を感じたSさんご夫妻は「お湯採りの温度が5℃〜10℃上がったんです、それに、曇りや雨の日でも前日沸かした湯で足りるんです」と充分すぎるお湯の温度に驚いています。それに、以前ではあまり効果を感じていなかった夏の夜の冷熱取り込みを実感するようになったそう。
この家にこのような変化が訪れるのは、ひとえにOMソーラーシステムの自動制御によるものといえます。というのも、太陽熱を集める集熱部分は屋根にありますが、屋根部分の工事は一切していないからです。
現在のOMソーラーシステムは、その日の天候に合わせて温度センサーからお湯を採ったり夜間冷熱を取り込むタイミングを自動で制御しています。昼間細やかに制御する必要のない自動制御は、共働きのご夫妻には便利な機能です。
冬の床暖房の効きもUP
交換してから一冬を越した実感をお聞きすると、冬の室内の暖かさも増していて、春先には、夕方帰宅すると暑すぎるくらいだったそう。新しいタッチパネルリモコンでコントロールするのはまだ慣れていないそうですが、そんな時にも、相談できる相手ができたSさんは、気軽に工務店に尋ねられているそうで、「少し、どのように制御しているのかわかりはじめました」と話されます。
快適さと安心、という2つの変化
SさんのOMソーラーの家は、緑が大好きだという奥さまによっていきいきと緑で彩られた室内、毎週のように水拭きされた飴色に輝く床。身を置いた瞬間に、18年間大切に暮らしを紡いで来られたことが感じられる空間です。
それでも1つだけずっと不満なことがありました。洗濯物を干す場所です。
ご夫妻が家づくりをしている頃には「洗濯物は外に干せばいい」と気軽に考えていましたが、実際に暮らし始めてみて昼間外出しているお二人は、日当たりも良く洗濯機からの距離も近いダイニングスペースに干すしか選択肢がない、ということに気づいたそうです。
今年に入ってからSさんは、ハンドリング交換をきっかけに繋がったOM会員工務店にそれを解決するリフォームを依頼しました。
「OMソーラーの修理だけでなく、細やかに気にかけてくれる工務店と出会えて安心です」とほっとした様子で話されるご夫妻。ハンドリング交換をきっかけに、念願だった空間を手にいれることができて快適さを手に入れ、そのうえ安心も得ることができました。
新しくできた一室は、今はまだ家の中で「はじめまして」の顔をしていますが、これからご夫妻とゆっくりと時を共に刻み、この家の風景のひとつとなることでしょう。
OMソーラーの効きが最近よくない、これまではなかった異音がする、このような現象に気づきましたら、ぜひ施工工務店に連絡をしてみてください。
また、万が一施工工務店の倒産によりOMのメンテナンスが受けられない場合は、OMclassお問合せフォームよりお気軽にご相談ください。
「住まい手インタビュー」のその他の記事を読む
-
2022年09月01日 更新
-
2018年08月29日 更新
-
2018年03月13日 更新
-
2018年02月14日 更新
-
2017年08月10日 更新