お手入れ|OMX
室内ユニットのフィルターのお掃除と、室外ユニット周りのお掃除、貯湯ユニットのパーツやお風呂、配管のお掃除を行います。
フィルターの目詰まりは、空調の効果や電気使用量に影響するだけでなく、故障にもつながります。
室外ユニットも吸込口のつまりが能力低下や故障につながります。必ずお手入れを行なってください。
また、リモコンやエコナビOMの表示に異常がないかも定期的にチェックしましょう。
室内ユニット
1.フィルター(室内ユニット 2022.12~)
小屋裏に設置された室内ユニットに内気フィルター(RAフィルターボックス)、壁側に外気フィルター(フィルターボックス)があります。
2つとも掃除をおこなってください。
フィルターランプが点灯したら、フィルターを掃除します。
準備
室内ユニットの内部でファンが高速回転していますので停止する操作を行います。
フィルターのお掃除に使う道具を準備します。
汚れが軽い時
汚れがひどい時
外気フィルター(フィルターボックス)のお掃除
- フィルターボックスのパチン錠を解除してフィルターを引き出します。
- フィルターの汚れを掃除機で吸いとります。
-
掃除機で汚れが取り切れない場合は、水道水で水洗いします。
汚れがひどい場合は、中性洗剤をうすめたもので洗ってください。ホコリ等の目詰まりがある場合はスポンジ等で軽くこすって落としてください。 - 洗浄後は、フィルター本体の水気を充分に切って、よく乾かしてから ボックスへ挿入し、パチン錠を締めます。
内気フィルター(RAフィルターボックス)のお掃除
- フィルターボックスからフィルターを取り出します。
- フィルターの汚れを掃除機で吸いとります。
-
掃除機で汚れが取り切れない場合は、水道水で水洗いします。
汚れがひどい場合は、中性洗剤をうすめたもので洗ってください。ホコリ等の目詰まりがある場合はスポンジ等で軽くこすって落としてください。 - 洗浄後は、フィルター本体の水気を充分に切って、よく乾かしてから取り付けてください。
お掃除の間も運転できるように、予備のフィルターがあると便利です。
フィルターはお掃除して繰り返し使用できますが、変形や、著しいフィルターの目詰まり、繊維の破損、ほつれがひどい場合は、新しいフィルターに交換してください。
(交換用のフィルターのご購入はこちら)
お手入れが終わったら
室内ユニット
1.フィルター(室内ユニット 2018.10~2022.12)
小屋裏に設置された室内ユニットには、合計3つ(外気フィルタ1つ、筒形フィルタ2つ)のフィルターがあります。
3つとも掃除を行なってください。
フィルターランプが点灯したら、フィルターを掃除します。
準備
室内ユニットの内部でファンが高速回転していますので停止する操作を行います。
フィルターのお掃除に使う道具を準備します。
汚れが軽い時
汚れがひどい時
外気フィルターのお掃除
- 外気フィルターケースの扉のレバーを引いて開きます。
-
軽い汚れをそうじ機で吸い、水洗いします。
汚れがひどい場合は、中性洗剤を使います。 -
充分水気を取り、しっかり乾燥させます。
特に、アルミ枠は錆びると外気フィルターが取り出せなくなることがありますので、乾いた布でしっかりと拭いてください。 - お掃除後はフィルターを戻し、フィルターケースの扉を閉じます。
筒形フィルターのお掃除
- 取り付けられた状態のまま、軽い汚れをそうじ機で吸います。
- フィルターを機器からより外し、水洗いします。汚れがひどい時は、軽くスポンジや中性洗剤を使います。
- 充分水気を取り乾燥させます。脱水機を使って水気を取る場合は、1分程度脱水します。
※もみ洗いや、強く絞ることは避けてください。フィルターの素材を痛める原因となります。
お掃除後は、以下の手順でフィルターを戻します。
- サイズの合う吸気口にフィルターを取り付け、付属の固定バンドでしっかりと固定します。
- 太い方の吸気口のくぼみは浅く、筒形フィルターが抜けやすいため、しっかりと固定してください。
- 筒形フィルターの取付けや固定が不確実な状態で使用すると、安全かつ正確に吸気ができない場合がありますので、ご注意ください。
お手入れが終わったら
2. リモコン
故障・異常が発生したときはリモコンのシステム運転ランプとエラーコードが点滅し、「警報」が点灯して故障・異常をお知らせします。エラーコードが表示されている場合は、「メインリモコン取扱説明書P.39」または、エラーコード検索から対処方法をご確認ください。
3. エコナビOM・エコナビゲートウェイ
エコナビOMの表示や、室内ユニットと接続されているエコナビゲートウェイやLANケーブルの状態も定期的に点検をお願いします。
エコナビOMの表示に異常があるときは、エコナビゲートウェイやインターネット接続状況に原因がある場合があります。
「データがありません」と表示される。
このような状態の時は、インターネット環境がないか、ゲートウェイが正しく接続されていない可能性が考えられます。
この場合は施工工務店さんへご連絡ください。
エコナビOM「うちのOM」表示画面
エコナビリモコン用「OMX CON+」ログイン画面
配線の確認
(1)エコナビゲートウェイ、家庭用ルーター、OMX室内ユニットが図のいずれかのように接続されているか
(2) エコナビゲートウェイと家庭用ルーター、ルーターとOMXを接続しているLANケーブルに異常がないか
エコナビゲートウェイ、ルーターのポートにきちんとジャックが差し込まれているか
LANケーブル自体に異常がないか
ストッパーが破損している
コネクタ根元でねじれ
急な角度での曲げ
4. 床吹出口
床吹出口のお掃除方法についてはこちらをご覧ください。
変形や汚れ・錆びがないか、開閉シャッター付きの床吹出口は開閉がスムーズにできるかを確認しましょう。
中央部分が曲がり、隣の吹出口と高さが合っていない
シャッターの開閉がスムーズか
5. ドレントラップ
室外に出ているドレン配管のドレン用トラップも定期的に点検・掃除を行います。
用意するもの:歯ブラシなど
清掃方法:清掃方法をまとめたPDFをご覧ください。
室外ユニット
貯湯ユニット
日常のお手入れとして、おふろの掃除をするときに、循環口のフィルターをお掃除してください。
貯湯ユニットは、ユニットのパーツである逃し弁、漏電遮断器、水フィルターの動作チェック・掃除、タンクのお掃除(水抜き)を行なってください。
お手入れの際は、図のようにノブねじ(4本)をはずして、脚部カバーを取り外し、点検・お手入れが終わったら元通りに取り付けてください。
貯湯ユニットのお手入れは、清掃方法をご覧の上、ご注意いただきながら、作業をお願い致します。
用意するもの:歯ブラシなど細かい部分のお掃除ができるもの、軍手
- お手入れの際は、以下についてご確認の上、ご注意のほどお願い致します。
-
-
漏電遮断器は濡れた手で触らないでください。
感電の原因になります。 - 逃し弁周辺の配管は熱くなりますので、手を触れないでください。
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逃し弁のレバーはゆっくり操作してください。
逃し弁のレバーを急に上げると熱湯が勢いよく出ることがあるので、やけどの原因になります。 - 排水時はホースや排水が熱くなることがありますので、手を触れないでください。
-
漏電遮断器は濡れた手で触らないでください。
1. 浴槽循環口のフィルターの掃除(おふろ掃除のとき)
おふろを掃除するときは循環口のフィルターをはずし、歯ブラシなどでフィルターの汚れを掃除してください。掃除終了後は必ず取り付けて下さい。
2. 逃し弁の動作確認(1か月に1回以上)
逃し弁のレバーをゆっくり上げ、逃し弁の排水ホースからお湯が出ることを確認します。
(お湯が流れるところを見ることはできないため流れる音を確認)
逃し弁のレバーを下げ、お湯が止まることを確認します。
レバーの上げ下げを数回繰り返し、湯あかやゴミを流します。
3. 漏電遮断器のテスト(半年に1回以上)
アース線が途中で切れていないこと、接続されていることを確認します。
漏電遮断器のテストボタンを押し、「ON」から「OFF」になると正常です。
漏電遮断器を再び「ON」にする。
4. 配管洗浄(1年に1回以上)
必要なもの
- 配管洗浄剤(市販のエコキュート対応風呂釜洗浄剤をご用意ください)
- おふろの残り湯が循環口上部から約5cm 以上必要です。
残り湯に配管洗浄剤を入れ、よく溶かします。
「配管洗浄」スイッチを押すと、おふろの残り湯をふろ配管内に約15分間循環させたあと、きれいな水を約5リットル流してすすぎを行ない終了します。※中止するときはもう一度「配管洗浄」を押します。
残り湯を排水して、おふろをよく水洗いします。
5. タンクの水抜き(1年に1回以上)
漏電遮断器を「OFF」にした後「ON」にし、約1分後に再度「OFF」にします。
給水元栓を閉めます。
逃し弁のレバーをゆっくりあげます。
排水栓を上に上げて12分間排水したあと、一度止めてホースを配管から取り出します。
(ホースが熱い場合があるので、軍手をして下さい)
再び排水栓を上に上げ、
排水がきれいになったら下(通常)に戻します。ホースを元に戻します。
給水元栓を開け、逃し弁の排水ホースから連続的にお湯(水)が出ることを確認します。
逃し弁の排水ホースとタンクからの排水ホースは別です。
逃し弁のレバーを下げます。
漏電遮断器を「ON」にします。
6. 水フィルターの掃除(1年に1回以上)
水フィルターにゴミがたまるとお湯が出にくくなりますので、定期的に掃除をしてください。
漏電遮断器を「OFF」にします。
給水元栓を閉めます。
逃し弁のレバーをゆっくり上げます。
逃し弁の排水ホースから水が出なくなったら、給水接続口の水フィルターをはずして、歯ブラシなどで掃除します。
フィルターを変形させたり、Oリングに傷をつけたりしないよう注意してください。
※水フィルターをはずしたときに配管内に残っている水が出ますが、異常ではありません。
Oリングをタオルなどできれいに拭いて元通りに取り付けます。
給水元栓を開けます。
逃し弁の排水ホースから連続的にお湯(水)が出ること、水フィルターから水漏れがないことを確認したら逃し弁のレバーを下げます。水漏れがある場合は、水フィルターの取り付けを再度確認してください。
漏電遮断器を「ON」にします。